浴衣に必要な小物とは?着付けアイテムガイド

夏祭りや文化祭、観光や女子会など、様々なシーンで着用されることが増えてきている浴衣。
「今年の夏は浴衣を着たい!でも、何が必要かわからない。」そんな浴衣初心者さんにおすすめの着付けに必要な小物をご紹介します。

浴衣初心者さん必見!浴衣デビューに必要な基本のアイテム

浴衣を着る際、専用の小物が必要です。まずは、基本的な着付け小物を把握してみましょう。

[浴衣着付けのマストアイテム]

◆着崩れ防止の必需品「腰紐」

浴衣を綺麗に着付けるために欠かせないのが、腰紐です。
腰紐は浴衣を体に固定するために使用し、一般的には2本必要です。1本は、ベルトのように腰の位置で使用し、浴衣を固定します、もう1本は胸ひもとして使用します。

◆浴衣のインナー「肌着」

浴衣を着る際は、専用の肌着や着物スリップがおすすめです。
着物スリップは、汗を吸収しやすく、浴衣が直接肌に触れないようにする役割があります。肌襦袢と裾よけが一体化している着物スリップを使用すると、簡単に着付けが可能です。また、透けを防止したり、着崩れを防ぐ効果もあります。
洋服を着る際のインナーでも問題ありませんが、タンクトップインナーはおすすめできません。浴衣に素肌が当たると気心地が悪くなるほか、透けや不快感、劣化を促してしまうため袖のあるインナーにしましょう。

◆浴衣姿の美しさは補正で決まる「補正タオル」

浴衣の肌着を着た後は、背中のくぼみからタオルを巻いていきます。
洋服とは異なり、着物や浴衣は体の凹凸をなくした筒形がきれいなシルエットとされています。そのため、ウエストのくびれをなくすためにタオルを用いて補正していきます。

utataneでは、タオルでの補正が苦手という方も簡単に補正が可能な補正具(バストパッド)を取り扱っていますので、ぜひチェックしてみてください。

◆時間短縮できる便利アイテム「コーリンベルト」

コーリンベルトは、浴衣を着る際に着崩れを防ぐための便利なアイテムです。
襟を固定する役目を果たし、綺麗な襟元を簡単に保つことができます。着付けのプロはもちろん、初心者さんでも扱いやすく、着付けの時間を短縮できるため重宝されています。

◆シルエット美人の味方「伊達締め」

伊達締めは浴衣や帯のシルエットを安定させ、美しく見せるために使います。
また着崩れを防止するアイテムでもありますので、おすすめです。夏は腰回りに汗がたまりやすいため、メッシュ素材の伊達締めが良いでしょう。

◆綺麗な帯を生み出す「帯板」

帯板(前板)は、帯を巻く際にシワやたるみを防ぎ、綺麗な見た目を保つためのアイテムです。
帯板を使用することで帯の仕上がりが格段に良くなります。しわ加工された兵児帯は前板がなくても着用できますが、しわ加工のない兵児帯や半幅帯には前板の使用がおすすめです。

まとめて準備!便利な着付け小物セット

着付け小物を単品で揃えるのも良いですが、浴衣デビューをお助けする便利な着付け小物セットがあることは、ご存じですか?
着付け小物セットには、腰ひもや伊達締め、帯板、コーリンベルトなどの基本の着付け小物が一式揃っており、まとめて手に入るので、浴衣初心者さんにもおすすめです。

[ワンランク上を目指す!+αの小物]

◆補正の味方「和装ブラ」

着物や浴衣を着る場合、できるだけ胸を平らにするのが基本です。
帯の上に胸が乗ってしまう着姿は、老けてみえるといわれており、美しい着姿とはいえません。そのため、洋服を着るときに着用する下着ではなく、伸縮性の強い生地で胸のふくらみを押さえる働きをする、和装ブラを使用します。細部までこだわりたい方は必見です。

浴衣をより華やかに仕上げるアクセサリー

浴衣の印象が変わる「帯」

utataneの浴衣セットには、帯も含まれていますが、気分やシーズンにあわせて違う帯をあわせていただくのもおすすめです。
帯は「半幅帯」と「兵児帯」の2種類が一般的です。「半幅帯」はしっかりとした結び方ができ、大人シックなレトロな印象のコーデに仕上がります。
一方、「兵児帯」は薄く柔らかいため、アレンジしやすいことから、浴衣によく使用されます。初心者さんもこだわりさんもアレンジしやすい帯であり、コーディネートの幅が広がるアイテムです。

また、utataneでは既に帯の形が出来上がっている「作り帯」も取り扱っています。
「帯を結ぶことができない」「普通の作り帯はつまらない」といった方におすすめです。
帯の色や素材によって浴衣の雰囲気も変わりますので、ぜひ、いろんな帯にチャレンジしてみてください。

帯のアクセント小物「帯締め・飾り紐」

帯を固定する紐を帯締めと言い、帯留めと呼ばれる装飾品がセットになった商品があります。
帯のアクセントとして同系色や反対色の帯締めを選ぶもよし、飾りのモチーフでワンランク上のコーディネートを楽しむもよし。アクセサリー感覚で自分だけのオリジナルコーデを楽しめます。

utataneではオリジナルの飾り帯もございます。
帯の上からちょうちょ結びするだけでも簡単に華やかコーデになります。オーガンジーなので透け感もあり、浴衣の帯コーデにおすすめです。

手元をおしゃれに合わせる「バッグ」

浴衣にあうバッグとして、「巾着」や「かごバッグ」が一般的です。
浴衣の柄や帯の色とバッグのデザインをリンクさせると、全体の統一感が生まれます。特に夏祭りや花火大会などのイベントには、手軽でおしゃれなアイテムとして欠かせません。
和テイストでありながら、普段使いもできるニュアンスカラーの巾着バッグはシーズン問わず人気です。
かごバッグは、涼しげな印象を与え、季節感を演出してくれます。かごバッグの中にお好みの手ぬぐいやストールを入れると自分だけのオリジナルコーデに仕上がります。

足元から浴衣姿をさらに惹きたてる「下駄」

utataneでは、草履や下駄も取り扱っています。
丸みのあるやわらかい印象の「舟形」やしっかりとした印象の「角型右近」、「高右近」など様々な形の下駄があります。
鼻緒は浴衣の伝統技法「有松絞り」を用いた商品もあり、自然な高さと下駄特有の涼しげなナチュラルな風合いと合わさり、より浴衣コーデを引き立てます。

華やかさをプラスする「髪飾り」

浴衣の雰囲気に合わせた髪飾りもおすすめです。
水引風のレトロな花飾りや百合などの花をモチーフにした髪飾りを選ぶと涼しげな華やかさを演出します。また、透け感のある素材や淡い色合いも季節感が生まれ、全身のコーディネートを統一させたい方にはおすすめです。

失敗しやすいポイントと対策

浴衣の着付けで失敗しやすいポイントとして、アイテム不足が挙げられます。
例えば、腰紐や伊達締めが足りないと安定感がなく、着崩れの原因となります。こうしたトラブルを防ぐために、事前に必要なアイテムを把握し、準備しておきましょう。

また、着付け方が不安…な初心者さん向けに、浴衣の着付け動画を配信しております。
ぜひ事前にチェックして、浴衣でのおでかけを楽しみましょう。